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“Kiss Kiss Kiss”に刻まれた挑戦と絆のステージ
2.5次元歌い手アイドルグループ・とぅるりぷ – True&Lipが、グループ初のライブツアー『True&Lip - とぅるりぷ - 3rd ワンマンLIVE Kiss Kiss Kiss 東名阪ツアー』を開催した。
7月30日・31日の愛知・NAGOYA JAMMIN'公演を皮切りに、8月6日・7日の大阪・Yogibo META VALLEY公演を経て、8月15日・16日の東京・harevutai公演まで、3都市・全12公演を完走。デビューから約4か月で1stワンマン『First Kiss』、続く2ndワンマン『Kiss Again』と駆け抜け、早くも3度目のワンマンライブを初の東名阪ツアーという形で迎えた6人。今回は、ツアーファイナルの地・東京で行われた8月15日・昼公演の模様をレポートする。
開演前の場内には、STPR BOYS時代から親しまれてきた「STAR on STAGE」が流れ、観客の期待を高めていく。照明が落ち、やしろ。、はりま、ものくろ、まひろまる。、パルオ、そあらがステージに姿を現すと、集まったルージュ(ファンの呼称)から大きな歓声が上がった。
オープニングを飾ったのは、デビュー曲であり、彼らの原点でもある「LIPTOLIP」。これまでにも何度も披露されてきた楽曲だが、この日はさらにキレを増したダンスで、6人の確かな成長を感じさせた。「声出せんのか!」という煽りに客席が大歓声で応えると、会場の熱気は一気に高まっていった。
続く「TRLP FOREVER!!」は、このライブが初披露。ステージに設置された箱の上にメンバーが一人ずつ立ち、順番にスポットライトを浴びる。STPR初の他己紹介曲となるこの楽曲は、メンバー同士が互いの魅力を歌い、そこにルージュのコールが加わることで完成する一曲だ。自分の名前を呼ぶ声が会場に響くたび、6人の表情にも笑みがこぼれた。
「ギンギラ銀河」では、背後のモニターいっぱいに宇宙の映像が広がり、サビではすとぷりでおなじみの振り付けを通して客席と一体に。一方、ラストサビ前には照明が落ち、雰囲気を一変させてしっとりと歌い上げるなど、序盤から表現の幅広さを見せつけた。
続いて披露されたのは「STPRメドレー」。軽やかに踊る「SneakerStep」、激しい照明の中でクールなパフォーマンスを繰り広げた「ピキ」、迫力あるダンスで魅せる「FIRST 1MPACT」、ラストサビ前からペアに分かれて歌い継ぐ「One Week Love」と、次々に楽曲を畳みかけていく。
メドレーの最後を飾ったのは「Strawberry Prince Forever」。6人が肩を組んで歌い、最後には全員で決めポーズ。グループとしてのまとまりと、先輩への思いが伝わるパフォーマンスとなった。
MCでは、写真撮影やTikTok撮影に加え、「始まりの場所はいつもここから」の振り付けまで用意してきたことを明かされた。メンバーの動きに合わせてルージュがペンライトを振り、会場全体で一つの空間を作り上げていく。歌やダンスだけでなく、ファンと近い距離でライブを楽しむ姿勢も、とぅるりぷの大きな魅力だ。
「すとぷり10周年おめでとうコーナー」では、ペアやユニットに分かれ、バラエティ豊かなパフォーマンスを披露した。
そあらとはりまによる「ちこくしてもいいじゃん」では、パジャマ姿の二人が布団を持って登場し、楽曲の世界観をステージ上に再現。くまのぬいぐるみを抱くそあらを、最後にはりまが後ろから抱きしめる演出で、会場を大いに沸かせた。
一転して、ものくろとやしろ。による「スピール」では、ペイント柄の衣装に身を包み、メガホンを手に登場。箱に足をかけながら客席を煽る、クールな立ち回りで魅了した。
パルオとまひろまる。による「Code - 暗号解読 -」では、フードをかぶった二人が、セリフと歌を掛け合わせたパフォーマンスを展開。先ほどまでとは打って変わって、緊張感に満ちた世界観を作り上げた。
さらに、黒シャツ姿のビビット組は「青春チョコレート」で次々とファンサービスを届け、ラストサビではパステル組が合流。一方、白シャツ姿のパステル組は「ぴゅあぴゅあいちご」で可愛らしい雰囲気を演出し、こちらもラストサビでビビット組が加わって6人が揃った。組み合わせによって異なる魅力を引き出しながら、最後にはグループとして一つになる構成で、とぅるりぷの多彩な表情を印象づけた。
「スキスキ星人」では、おなじみの振り付けとともに、6人が弾けるように歌い踊り、会場の熱気はさらに上昇。ラストには一人ずつ決めポーズを披露し、最後までルージュを楽しませた。
ライブ終盤、赤い衣装に身を包んだ6人が披露したのは「True&Lip」。序盤に見せたフレッシュな表情から一変し、大人びたダンスで観客を惹きつけた。
続く「Strawberry Kiss」では息の合ったダンスを見せると、「苺色夏花火」ではファンサービスを中心としたパフォーマンスを展開。モニターに花火が打ち上がる演出の中、ものくろとはりまが甘い言葉を投げかけ、会場を盛り上げた。
本編の最後を飾ったのは「True Love is」。従来のパフォーマンスからさらに進化し、激しさとダークさを増した表現で楽曲の世界観を描き出す。6人の迫力ある歌とダンスに、観客も思わず見入っていた。これまで積み重ねてきた経験を感じさせるステージを見せ、大きな拍手に包まれながら本編は幕を閉じた。
鳴りやまないアンコールに応え、ライブTシャツ姿の6人が再びステージへ。「おかえりらぶっ!」でルージュへファンサービスを届けた後、メンバーが一人ずつ感謝の言葉を伝えた。
まひろまる。は「進化したとぅるりぷが見せれてますか?」と問いかけ、「まだまだ進化できると思っているので応援してくれると嬉しい」と先を見据える。ものくろは歓声への感謝を告げ、パルオは終わりの寂しさをにじませながら「みんな大好きだよ」とまっすぐに想いを届けた。はりまは「お金と時間使ってきてくれて当たり前じゃないからさ、ありがとう」と頭を下げ、「これからもお前たちに愛を届けるからさ。壊れるくらい愛してやるよ」と言い切って客席を沸かせる。そあらは「最後まで駆け抜けたい」と、続くツアーへの意気込みを口にした。最後に話したのは、やしろ。だった。この東京公演の1公演目のアンコールで軽い酸欠を起こし、一時ステージを離れる場面があったという。「1公演目でそういうことになっちゃって、久しぶりに大号泣した。悔しくて」。声に悔しさをにじませながらも、「ルージュとメンバーに支えられているなと感じます。ありがとう。たくさんありがとう。幸せです」と絞り出す。そこへはりまが「お前がいないとダメだよ。一緒にやって来れてありがとう」と言葉を返し、二人のやり取りに客席が温かく包まれた。
全員で円陣を組んだ後、最後に披露されたのは「始まりの場所はいつもここから」。2ndワンマンで初披露された、グループの歩みを象徴する一曲だ。6人は心を込めて歌声を重ね、曲中では円陣を思わせる振り付けを披露。その姿からは、メンバー同士の強い結束が感じられた。
パルオが「泣き出しそうになった」と胸の内を明かし、「とぅるりぷ最高ーー!!!」の大合唱とともに、東京公演は幕を下ろした。
かつて"始まりの場所"だったharevutaiに、6人はツアーの終着点として帰ってきた。けれど「始まりの場所はいつもここから」というタイトルが告げる通り、ここは終わりではない。同じステージに立つたびに、彼らは何度でも新しい自分として歩き出していく。東京から始まった旅が名古屋、大阪を巡り、再びこの場所へ還ってきたように、とぅるりぷの物語もまた、ここから次の一歩へと続いていく。次はどんな景色が待っているのか。6人とルージュが描く続きを、心待ちにしたい。