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STPR MAGAZINEVol.025

Masquerade Kiss

とぅるりぷ2026.10
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左にスワイプしてめくれます

“Masquerade Kiss”に刻まれた物語と誓いのステージ

2.5次元歌い手アイドルグループ・とぅるりぷ – True&Lipが、2026年10月11日・12日、東京都・池袋・harevutaiにて『True&Lip - とぅるりぷ - 4th ワンマン LIVE 〜Masquerade Kiss〜』を開催した。初の東名阪ツアーを経て、再び始まりの場所へ帰ってきた6人。全4公演で届けられたのは、ハロウィンの装いと物語を重ねたステージだ。今回は、10月12日・夜の最終公演の模様をレポートする。

開演前にはメンバーによる影ナレが流れ、場内に響く「STAR on STAGE」が、集まったルージュ(ファンの呼称)の期待を高めていく。やがてモニターに映し出されたのは、ある人物の出現によって嘘が広がり、荒廃していく世界。嘘のない声を届けるために歌い続ける6人が、一人ずつ決意を語りながら姿を現した。

オープニングを飾ったのは、デビュー曲「LIPTOLIP」。彼らの原点でもある一曲から、一気に会場の熱を上げていく。続く「シンドロームラブ」では、言葉が次々と連なる難しいフレーズを歌いこなし、原曲の振り付けを交えたパフォーマンスを披露。2番からはペアで歌い継ぎ、激しく変化する照明とともにステージを盛り上げた。「Street Step」ではサビでダンスを見せ、自己紹介のMCへとつないだ。「True Love is」のイントロが流れたところで警報が鳴り、パフォーマンスが中断。映像とボイスによって物語が再び動き出す。誰かに追われ、仲間とはぐれてしまったまひろまる。の声。その場面からつながるように、ライブはソロコーナーへと進んでいく。

まひろまる。は「ルーム No.4」で鏡や椅子を使い、楽曲の世界をステージ上に表現。続くパルオは「KING」で剣を手に登場し、振りかざしながら舞う姿で魅せた。そあらはヴァンパイアの衣装で「ヴァンパイア」を披露し、椅子に腰かける姿やサビの可愛らしいダンスを見せた。終盤にはまひろまる。とパルオも加わり、最後は3人で決めポーズ。そのままパステル組による「Booo!」へとつなぎ、楽曲に似合う愛らしい振り付けを届けた。曲中にはパステル組の名前を呼び合うコール&レスポンスも交わされ、客席との距離を縮めていく。

つきしろやしろ。は、黒いファーのジャケットから肩をのぞかせ、「悪魔の踊り方」を披露。スタンドマイクを使った仕草で、自身の世界観を作り上げた。ものくろの「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」では、真っ白な衣装と装飾されたマイクスタンドに白い照明が重なり、歌う姿を際立たせた。はりまは赤い紳士風の衣装にステッキを携え、ジェルの楽曲「ポーカーダンス」を優雅に披露。間奏のダンスでも魅せ、ラストサビにはものくろとやしろ。が合流した。続くビビッド組の「虎視眈々」では、3人がクールにダンスを決め、先ほどのパステル組とは異なる魅力を届けた。ソロからユニットへとつなげる構成が、それぞれの個性と組み合わせの色を際立たせていた。

MCでは、ハロウィンらしい企画コーナーも行われた。用意されたアイテムを選び、そのキャラクターになりきって、一人ずつ胸キュンセリフを届けるというものだ。

ものくろはトイレットペーパーを体に巻いてミイラ男に、やしろ。は杖を手にハリー・ポッターになりきる。まひろまる。は羽と小道具を身に着けて悪魔、パルオはオオカミ男、そあらはおばけ、はりまはヴァンパイアへ。それぞれの仮装とセリフを通して、歌やダンスの場面とは違う6人の表情を見せてくれた。企画を終えると、映像は敵のパーティー会場に乗り込む場面へ。公演ロゴを思わせる仮面を手に6人が登場し、「King So Dirty」のイントロが流れると、会場は一気に盛り上がった。めておらの振り付けを取り入れたクールなダンスを披露し、曲が終わると扉が開く演出へ。映像の中の物語と、目の前のパフォーマンスがつながっていく。

続く「RAINBOWxPATROL」では、激しい照明とダンスで勢いを重ね、「True&Lip」へと突入。歌い踊る6人の姿に加え、ラストサビでは、はりまの伸びやかなロングトーンが印象を残した。モニターに爆発の映像が映し出されると、ここからは自分たちのパーティーだと告げる声が響く。メンバーの名前を呼ぶコール&レスポンスから始まったのは「TRLP FOREVER!!」。紹介されるメンバーがステージ上の箱に立ち、次々と主役が入れ替わっていく。客席から届く名前のコールと揺れるペンライトが重なり、会場が一つになる時間となった。

本編の最後を飾ったのは「True Love is」。序盤に中断された楽曲を、今度は6人の歌としっとりとしたダンスで届ける。ソロやユニット、企画、そして物語を重ねてきたステージは、この一曲で本編の幕を下ろした。終演を思わせる場内に、再びとぅるりぷを呼び戻すよう促すナレーションが流れる。アンコールで披露された「Happy Halloween」では、ペアで踊る場面も交えながら、可愛らしいパフォーマンスを展開。続くMCでは、おばけのポーズで写真撮影を行い、ルージュとともにこの日の思い出を残した。

そして6人が語ったのは、次に目指す場所、Zeppへの思いだった。それぞれの言葉で未来を語った後に届けられたのは、今回のライブで初めてパフォーマンスされた新曲「Don’t Take Me」。ダークな雰囲気のステージでしっとりと歌い上げ、アンコールでも新たな表情を見せる。そして最後は「始まりの場所はいつもここから」。先ほどまでとは一転して明るい楽曲に、会いに来てくれたルージュへの感謝を込めた。歌い終えた後もファンサービスを届け、4度目のワンマンライブは幕を閉じた。

“Masquerade Kiss”で描かれたのは、嘘に満ちた世界で、自分たちの声を届けようとする物語だった。そのステージを終えた6人が口にした、もっと大きな場所へ進みたいという思い。思い出を重ねてきたharevutaiで、彼らは次の目標をルージュと分かち合った。一人ひとりの個性を携え、6人で目指すZeppへ。この場所から始まる新たな一歩と、その先に広がる景色を見届けていきたい。